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CPUとは?用途にあった性能の選び方

コンピュータイメージ画像 CPU

パソコンについて調べると必ず「CPU」や「GPU」、「SSD」など聞き慣れない用語が出てくると思います。

その中で「CPU」とは何か、性能や選び方などを解説していきます。

CPUとは?

まずイメージで言うと、人の「脳」にあたる部分です。

CPUは「Central Processing Unit」の略で、日本語訳は「中央演算処理装置」で役割は他の部品への指示や管理、計算、情報処理、メモリの制御などを行う装置です。

CPUの性能はパソコンの性能に直接関係があるので、パソコン購入などを考えている場合は基本、最重要と考えて間違いはないと思います。

パソコン選びで知っておきたいCPUの用語や指標

パソコン選びで気をつけたいCPU関連の用語と指標は

  • メーカー
  • 種類
  • コア
  • スレッド
  • 動作クロック
  • ソケット

メーカー

主なメーカーは「Intel」と「AMD」の2社です。

IntelとAMDはどちらもアメリカ カリフォルニア州に本拠地を置く半導体メーカーです。

どちらかと言うとIntelの方が聞き馴染みがある方が多いかと思います。

Intelの一般向けCPUは価格の安いモデルからプロゲーマーが使用するような高性能なモデルまで幅広く展開しています。

AMDの一般向けCPUは6コア、8コアのコスパに優れたモデルが多くあります。しかし、グラフィック機能が非搭載のモデルも多くあります。その場合、別途グラフィックボードを用意する必要があります。

グラフィックボードを搭載する予定であればIntelよりも総合的にコスパがよくなる可能性があります。

自作PCをする際はCPUに合ったマザーボードなど選んで購入しないといけないパーツもあるので注意が必要です。

種類

Intelでは、Core iシリーズとPentiumとCeleronがあります。

AMDでは、RyzenシリーズとAthlonとFXがあります。

世代などにより異なる場合がありますがブランド名とコア数は以下の通りです。

Intel

モデル
ブランド名コア数
エントリーモデルPentium1〜2
Celeron2
Core i32〜4
ミドルモデルCore i54〜10
ハイエンドモデル
Core i78〜16
Core i98〜24

AMD

モデルブランド名コア数
エントリーモデルAthlon2〜4
FX4〜8
Ryzen34
ミドルモデルRyzen56
ハイエンドモデルRyzen78
Ryzen912〜16

コアとスレッド

コアとは演算回路で、スレッドは同時に処理できる作業単位です。

最近は1つのCPUに複数のコア入っている「マルチコアプロセッサー」が主流になっています。

コア数が多いほど高性能で16コアや24コアのCPUもあります。比較的安いCPUでも4コアや6コアです。

スレッド数とは同時に処理できる作業単位数です。一昔前までは1コアにつき1つの処理しかできませんでしたが、負荷の大きくない命令に関してはさらに処理を行うことが可能になりました。

4コア/8スレッドCPUの場合同時に処理することのできる命令は4ですが、コアに対してあまり負荷のかからない命令であれば最大で8の命令を同時に処理することができるCPUということになります。

動作クロック

CPUがプログラムの送受信を1秒間に何回行うかの回数で、単位はGHzです。

動作クロックが3.6GHzのCPUの場合、1秒間に360億回の送受信を行います。数が大きいほど高性能のCPUと言えます。

動作クロックには、CPUメーカーが保証してくれる定格クロックと保証は無効になりますが定格クロックより早く動作させるオーバークロックがあります。

オーバークロックでは、CPUに負荷がかかるので寿命を縮めてしまう可能や熱暴走の危険もあるので、定格クロックで動作させる以上に冷却性能のあるCPUクーラーが必要になります。

ソケット

CPUは世代によって異なるソケットを使用していることがあるので、自作PCを組んでみようと考えている方はマザーボードとCPUを確認して購入するようにしてください。

BTOパソコンや既製品を購入の場合は気にする心配はありませんが、購入後にパーツのアップグレードなどを考えている場合は調べる必要があります。

CPUの選び方

やりたい事を決めるのが最重要

まず重要なのはどのような用途に使用するかです。

例えば、動画を見るためにPCを購入するのにハイエンドモデルのCPUを選んでも性能を持て余して無駄なコストがかかってしまいます。

逆に、ゲーム配信をするためにPCを購入するのにコストが安いからとエントリーモデルのCPUを選んでも性能が足りず、落ちたりカクついたりしてやりたい事ができない可能性があります。

このように、まずは自分がPCでやりたいことを決めてやりたいことができるCPUを選び、その中でコストがかからないCPUを選ぶ事が大切です。

だいたいの用途とスペックの表を参考にして下さい。

用途参考スペック
エクセルエントリーモデル以上
動画視聴エントリー〜ミドルモデル
ゲームミドルモデル以上
ゲーム実況配信ミドル〜ハイエンドモデル
VTuberハイエンドモデル

購入する場合はCore iシリーズやRyzenシリーズがバランスが取れていておすすめです。

著者プロフィール

パソコンパーツ、周辺機器好きの27歳。
自作PCにのめり込んでいたので、その時に得た知識を発信できればと思いブログ始めました。

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